魂の統合
今日はマヤ文明マッサージのクライアントさんが
いらっしゃいました。
上の写真はマヤ文明の遺跡を見に行ったときです。
クライアントさんは、
『お腹を一度手術で切りましたが、赤ちゃんが欲しいのです。』
と言うご依頼でした。
お腹は縦に切られていました。
そして、傷口は盛り上がっていました。
マヤ文明マッサージをする前に、
その他のエネルギー修正が必要か、気付きが必要かを知る為に
IHを使います。
IHというヒーリング法は、
カラダの至る所にアクセスをして、彼女のお腹だけをヒーリングするのではなく、彼女のbeing そのものをヒーリングしていく方法です。
なので、マヤ文明マッサージのときも私はIHヒーリングを使います。
どうしてこちらに来たのですか?
と聞くと、お腹の中に古い物が溜まっていて、
それをもうカラダから出して循環させたいの。
という事で、セッションを進めていきます。
さて、彼女のカラダが一番大きく反応をしたのは
ゴールを決める時。
『私は、もっと落ちつきます』
どういう意味だろう?
と思っていると、
彼女が二つの事を言いました。
一つ目は
『なんか、私が外から自分を見ている感じです。
自分と自分の体がつながっていない感じが有って。
だから、きっともっと落ちついたら、
私はカラダと一体になれるのだと思います。』
という事。
二つ目は
『落ちついたら、何も生み出さなくなっちゃう様な気がします』
と。
『落ちつくと怠けるは違うよね?』
と言うと
『私の周りはみんなすごく素早くて、物事を達成していくんです。
でも、私はスローだけど、考えてみれば、
その内容を一番しっかりと把握して意味を
見いだしているかもしれません』
確かに、速い事と物事をこなす事がイコールに感じていました。
速読術とか。
でも、私は何度も何度も同じ本を風呂に入りながら読んで
最終的にその本の内容がどっしりとココロに入っている感じがします。
どれだけこなせたかよりも、
どれだけ染み入ったか。。。なのかな、、、なんて話をしました。
カラダがイエスというので、そのまますすみ、
カラダが選んだ
修正法が『魂の統合』でした。
魂の統合とは、
ある瞬間に魂が分裂する事。
分裂する事で、その時をしのぐ、サバイバルするという方法です。
シャーマンが扱うヒーリングの一つです。
でも、分裂をしてしまうと、その人のbeing が完全な100%ではないので、どんなにヒーリングをしても、完全に効かないという事が多いようです。
彼女が自分の体とココロが分裂しているというのが当てはまりました。
なるほど。
そして、いつ魂が分裂したのか?と聞くと『手術』だと言います。
子宮筋腫摘出の手術の事かしら?と思っていると、カラダからはノーの反応。
彼女が第一声に発したのは
『私が母のお腹にいる時に、母が旅行中に股から血が出ました。
救急搬送されて、本当は母のお腹の中にもう少し長くいる筈だったんですけど、帝王切開で私は出て来たのです』
その手術に反応をしました。
帝王切開をして出て来た赤ちゃん。
産道を通りながら少しずつ肺呼吸の準備をしたり、
お母さんの菌にさらされながら免疫を確立したり、
徐々に明るい方向へ自分が向かっていくという
一つ一つの行程をふまずに、ジャーンと登場。
産婦人科の先生から聞いた事があります。
『現場ではどれだけ速くあかちゃんを取り出せるかを重要視しています。今考えると、お母さんの方の立場なんて考えた事がありません』
もしかしたら、その時にトラウマを感じたのかしら?
みんなが急ぐ雰囲気の中、
急かされて生まれて来た赤ちゃんだったのかな。
分からないけど、筋肉反射テストではそこの反応が大いに出ます。
彼女はボロボロと涙を流していました。
『魂を統合するけど、良いかな?』
『Yes, Please....』
そう言って始めた魂の統合。
シュンシュンシュンって分裂した魂が
彼女のカラダに戻っていく様な感じがしました。
そして、マヤ文明マッサージを。
彼女のカラダは、マッサージをすればするほど
どんどんと柔らかくなっていきました。
”ゆっくりと確実に育む”
そう言えば、40過ぎで妊娠をのぞむクライアントさんは
いつも急いでいる方々が多かったです。
急げば、焦りが出て来ます。
女性のカラダは、焦りや安心感を失ったらうまく機能しません。
だから、『ゆっくり』は重要な要素なのかもしれません。
ベッドから起きた彼女。
スッキリしたカオをしていました。
口調もゆっくりに。
さっきよりも、彼女の英語が私の耳に残ります。
口数は少ないかもしれないけど、確実に私には届きました。
外は夕焼けで空がピンク色でした。
モノクロから虹色へ。