物をたかる女
楽しい誕生日を迎えた私でした。
でも、一つだけ気になる事が有ります。
誕生日プレゼントをもらっていません。
去年は、最新の一番高いiPadをもらいました。
一昨年は、ハワイでネックレスをかってもらいました。
今年は?
なにもにゃい。
自分の中に不満を感じながらも、
『いやいや、友達と素晴らしい時間を提供してくれたではないか!』
『夕ご飯を美味しい高いレストランに連れて行ってくれたではないか!』
『ディズニーランドに一緒にいけたではないか!』
と、自分の不満をなだめます。
『感情が出てくるのは自分の信念体系を見つめる最大のチャンス』
といつも思っていますが
まだまだ『いい人』でいたい私は
この不満に対して、向き合うのではなく、
打ち消す方に必死です。
そんな中、メキシコに行く前の晩に一緒に食べようと思っていた
アイスクリームを一人で食べ始めたのを目撃。
『ねえ、ねえ、一緒に食べようと思って買って来たのに!』
と不満が出始めたのが最後。
『ちょっと、あのねえ、この時に言わせてもらいますけど、
わたくし、誕生日プレゼントもらっていませんけど』
夫『友達を素晴らしい時間を過ごしたじゃないか!』
私『私だって、あなたの誕生日の時にあなたの友達を呼んで、
サプライズの連続を用意したよね?
しかもディナーも含めて!それに、最新のiPhoneも買ったよね』
夫『比べる事じゃないだろー』
私『いや、今回、あんたはお金を使っていないね。ディナーだって、あなたのお母さんが後から小切手送って来たし!ディズニーランドだって、ぶすっとしていたし!Where is my birthday present?』
と詰めよると、笑っていました。
私『笑い事じゃないぞ!もう頭に来た。あんたの今度の誕生日は、ごはんとみそ汁だけにしてやる。』
夫『もう今日は疲れた。寝させてくれよ』
私『待て、逃げる気か!』
夫『友達と貴重な時間を過ごしたではないか。それでも不満か?』
私(うぐぐ。でも、私は誕生日プレゼントが欲しいのだ。引き下がってたまる物か!この感情を無視出来ない!)と思い
『あのですね、友達との時間はとても嬉しかったです。でも、誕生日プレゼントとは話が違うのですよ。何か心に残る物がほしい!』
夫『じゃあ、また考えるから。』
私『言ったな!その言葉、しかとココロに受け止めたぞ!男に二言はあるまいな!』
こう書いているだけでも、なんか悪女な気分。
むっちゃ性悪な女って感じです。
物を買ってとせがむ、
男性に貢がせる女性パターンが頭の中をグルグル。
でも、でも、でも、、、、
誕生日プレゼントは欲しいのだ!
その感情を『良い人』のお面で隠すものか。
隠したらきっと相手に一つ我慢した事になる。
そしたら、どこかでこの火種が爆発する。
翌朝4時に起きた彼。
寝ぼけている私の所に来て
『へい、ベイビー。君は本当に感情豊かだ。可愛いなあ。
君が言った事は届いているから、帰って来たら
何かを買いに行こう。じゃあ、メキシコに行って来るよ』
そう言って出て行きました。
『物をたかるオンナ』という罪悪感が
一気にカラダから抜けました。
そう言えば、Dr.パッド(私の心理カウンセラー)が言ってました。
あんたはウィンドウショッピングだけをしなさい。
これがいいなってココロが弾むものを探しなさい。
そして、自分が好きな物を男性にヒントを与えなさい。
男性は、その女性を喜ばしたくて頑張るでしょう。
あんたが自分で全部買ったり、いらないわなんて良い人ぶるから
経済は悪くなるし、男性の出番がなくなるのよ。
これはね、男性を使って、物を買わせるのとは違うわ。
もしも男性が買ってくれなかったら、
自分で買える能力があるのだから自分で買えば良いのよ。
確かに、そのDr.の言葉を聞いて以来ショッピングをする時に周りを見ると、女性をつれた男性が物をねだられているのを目にします。
『嬉しい!』と言って髪飾りをつける女性を見て
男性のなんとも嬉しそうな事。
自分がアルファな女性の時には
『男性よ、騙されているのだよ。
私はそんな事は男性にはしないわ』
なんて思っていた。
でも、そもそも彼女は騙したのだろうか?
好きな人からもらった物がどれだけ嬉しいか。。。。
中学時代に卓球部所属の好きな男子から卓球の球をもらっただけで
凄く嬉しくて大切にしていた。
第二ボタンをもらって、ずっと大切にしまっていた。
物をもらうことは悪い事ではない。
それをすごく嬉しく思い、大切にしたいと思うのであれば。
今まで彼にもらって来た物は、全部大切にしてきたし
大切にしたいと思う物を彼に示して来た。(結婚指輪もそう)
そっか、ウィンドウショッピングに行くというのはそう言う事か。
むっふっふ。
何にしよっかな〜
何をおねだりしようかな〜