昔の彼女が忘れられない一人の男性
今日、
「付き合って8ヶ月になる彼女がいるんだけど、未だに前回の彼女の事が忘れられないんだ」
そう言ってIHのセッションをお願いしたいと
緊急に連絡があった男性。
『なにか物事をみるだろ、そうするとこれを前の彼女とシェアしたいと思うんだ』
よくよく話を聞いていくと、
その彼女はもうすでに新しい男性が彼氏としていて
彼に興味はないと言う。
『今の彼女とは、とてもうまく行っているんだ。
前の彼女とは別れて良かったと思っている。
ただ、何か美しい物をみると前の彼女をふと思い出すんだよ』
もしも、これを男友達が言っていたら『たわけもの!』と
はりせんで頭を殴って目を覚ませとか言っていたかもしれない。
でも、IHのお題で上がると言う事はそこに潜在意識のブロックが
あると言う事だ。
なんだろうか、、、、
『今起きている事は、彼女のゴーストが僕に呪っているとしか思えないんだ』
『今更だけど、昔のビデオとか写真とかを見ると彼女が僕をすごく愛していた事が分かるんだ。あの時には分からなかったけど』
全然、筋肉が反応をしない。。。。
『ふむ。。。。』
そして彼が言った。
『今の関係性を壊そうとしているのかな。。。。』
そこに筋肉が著しく敏感に反応。
私『そう。今の関係性をこわそうとしているに反応をするわ』
クライアントさん :。。。。。。
私『どうして関係性を壊したいのかな?』
クライアント:『深くつながる事が怖いから』
私:『深くつながったらどうなるの?』
クライアント:『失ってしまう』
私:『それって真実かしら?』
クライアント:『いや。。。。でも失うのが怖いんだ』
カラダは自己破壊プログラムを修正方法として選びました。
その中で”なぜそれが起きたのか?”を特定する事項があります。
彼のカラダが示したのは21歳。
私『21歳の時に何があったの?』
クライアント:
『遠距離をしていて、それが僕の初めての恋愛だった。そして、彼女が離れていったんだ』
私:『21歳の時のたった一度の経験を20年、引きずって、深く関わる事を避けて生きる、その生き方を死ぬまで続けたいですか?』
クライアント:『いや。。。。』
私『では、もうそのパターンを手放しちゃいましょう』
クライアント『でも、僕は自己破壊プログラムで前の彼女と別れたわけじゃないんだ。あの別れはとても良かったと思っている』
私:『自己破壊プログラムとは、前の彼女と別れる為に起こったわけではなく、今の彼女と一緒にいるのに、そこで深い関わりをしないように前の彼女の事を気にかける事よ。もうすでに、今の恋を失っても僕は大丈夫、きみに別に100%傾倒しているわけじゃないからって頭から逃げ腰だよね。』
クライアント:『Exactly.....』
IHの中ではビジュアリゼーションがあります。
頭の中で視覚化出来た事は、現実で叶えやすいという所なのかなと思います。
彼が『ビジュアリゼーションが出来ない。やっぱり自分から去られたらイヤだよ』
と言います。
今の様に逃げ腰で自分を出さずに、相手が去っていって、ほらな、、、って言う事を何回も繰り返してる状況(ここ数年で6回位彼女が入れ替わりしている)を過ごして来ました。
そこで100%自分を出していないから、後から相手の気持ちが分かって、もったいない事をした。。。って思うパターン。
今100%相手に自分を出した場合、相手が去ったとしたら、
それはおたがいに納得の上なのではないだろうか。
自分を100%出して、そこにコミットメントしてそれでも
合わないのであれば、きっと一緒にいてもお互いの為にならないと40歳の今なら分かるのではないだろうか。
そんな事を話していたら、ふと彼の力が抜けた。
いつでも逃げる準備が出来ている恋愛は
きっといつでも恐怖で一杯だろう。
いつ逃げられるのか、いつ見捨てられるのか。
私もそこにずっといたから、分かる。
人と目を合わせるのすら怖かったから。
自分なんて愛される価値がないって言う所がどこかであったと思う。たった一度の恋がうまく行かなかった事で、全部を決めつけてしまったから。
もしも、失恋の痛手を負っている人が
このブログを読んでいる方の中でいたら、知って欲しい。
相手の選択は、自分の価値とは何の関係もないと。
そして、自分の選択もまた相手の価値とは何の関係もないと。
そこの違いが見えた時に人生はもっと自由になる。
モノクロから虹色へ。