おしっこをもらした件
ある女性がマヤ文明マッサージのセッションのご予約に来ました。
普段は時間調整にちょっとかかったりしますが
トントン拍子に予約の時間が決まって日曜日の午後に来ました。
彼女のお題は『膀胱』
『私ね、実は、子供時代にバレエの教室に通っていたんだけど、
母親におしっこを我慢しなさいって言われたの。
そして、お教室でおしっこをもらしちゃったの。
それからか分からないけど、私ねお水を飲んでもすぐに
トイレに行きたくなっちゃうのよ』
そして、ゴールは『お水をカラダが安全に保ちます』というもの。
私のマヤ文明マッサージのセッションを受けて頂く前に
結構長いインテイクフォームがあります。
自分のカラダの症状を細かく書いてもらうのですが、
その中で沢山の筋腫や繊維症や内膜症など子宮の症状が多々ありました。
IHセッションの凄い所は、
それでも彼女にとって一番ワークする必要がある所をピンポイントで示してくる所です。
さて、彼女のカラダにマッサージだと思って進めると
カラダから待った〜!!!が、かかりました。
『感情の青あざを取り除きなさい』
というもの。
マスタークラス3で出て来る内容です。
感情のあおあざ。。。。
みんなの前でおしっこをもらしたことだろうか?と
カラダに聞くと違うと出ます。
おしっこをもらしたことは、青あざとしては残っていない。
彼女に説明をして聞きます。
『なんだと思う?』
『母親かしら』
イエス。。。。
一瞬にして部屋のエネルギーが重くなった感じがしました。
カラダがそこからどんな青あざがあるかを調べます。
『侮辱される』という言葉にヒットしました。
『Yes, my mother is.....』と
彼女が母親から受けて来た言葉の侮辱が羅列をします。
第二言語の英語であっても、聞いていてとても辛く重たい言葉。
『誰もあなたの事をすきにはならないわ』
そんな事を母親に言われたら。。。。と考えると聞いているだけでも胸が押しつぶされそうです。
その後に『赦し』の時間が入ります。
許す事。。。。本当に難しい。
『許す事ってなんだと思う?』
そう聞くと
『なかった事にする事』
と答えます。
『過去の歴史は変えられないわ。過去にあった事を踏まえて、許すと言う事はどういう事かしら。。。』
そう言って、
彼女との間で何度も『許す』ことについて話し合います。
私の『許す』の定義ではなく、彼女の『許す』の定義。
それを筋反射を使って丁寧に聞いていきます。
このセッションが出たと言う事は彼女は克服出来るという事。
信じて待つしかありません。
ずっとみぞおちをパンチされている様に痛いと言っていました。
そして最終的に彼女の中で赦しが起こった時、
ふわっと空気が変わりました。
『私はこの出来事に終止符をうち、本当の輝く自分になります』
という宣言文。
それを言う彼女の表情がぱああああ〜と華やいだのは
見ていて圧巻でした。
『そうか、本当の輝く自分になるんだ。』
そう理解した私は、マヤ文明マッサージをする時の目標が変わって来ます。
ダイヤの原石は沢山の傷を付けてから、磨くと光り輝くと言います。
もう彼女は沢山の傷とつけたから、後は私がこのセッションで磨くお手伝いをしよう。
そう思いながら、彼女のカラダをマッサージしていきました。
臓器と骨盤と、丁寧に。
セッションが終わった後、彼女が
『夢と現実の境を行ったり来たりしたの。
とても気持ちが良かったわ。ありがとう。。。。』
そして、一杯の水をごくりと飲みました。
その後、おトイレにいくのかな?と思いきや
スタスタとドアを開けて帰っていきました。
あらま、もうお水を飲んだらすぐに出ちゃうパターンは
終わりですね。
誰かから言われた言葉が、青あざのように残る事ってあります。
それがカラダに症状になって出る事も。
私たちは奴隷になる為に生まれて来たわけではない。
自分が手放そうと思った瞬間とタイミングで出来る物なんだと
彼女を見ていて思いました。
モノクロから虹色へ