親子で学ぶ子宮のクラス−奇跡への切符
この間の日曜日は母の日でした。
かつてからご要望のあった『子供にもこの子宮の話を聞かせたい!』とか
『若い時に知っていれば、、、』と言う内容。
今回はお子様の年齢制限を設定しなかったので、
一番の年齢は先週に生理が始まりましたという11歳の方から一番上のお子様は26歳の方まで
バラエティに飛んだ年齢の親子で参加をして下さいました。
このクラスをするにあたって、
一番伝えたいメッセージは何だろう。。。ってずっと考えていました。
内容としては、
初潮が始まる年齢のお子様達に生理用のナプキンについて、
生理が始まる仕組みやら、
生理中ってどんな事が起こっているのか?とか、
生理の血の色の見分け方でカラダに何が起こっているのかを知ろう!とか、
ナプキンとタンポンの違いって?とか
1ヶ月のうち、女性ッて4つのカオがあるんだよ〜とか
砂糖を取るとカラダの中で何が起こるか知っている?とか。
色々私の中でシェアしたい事がありました。
ただ、、、
私自身が、大人になってから興味をもって勉強した事をシェアすると言う事も
まぁ大事だなと思うんですが、
何かが違うな〜何かが違うんだよな〜って
ずっと胃の斜め下辺りがぐずついている。
おとなの女性が聞きたい事と初潮を迎えたばかりの子が聞きたい事と違う気がする。
つたえたい内容のラインアップはしましたが、
その日にお子様達に会って、何を伝えたいかを感じてから
わたしの引き出しの中からどこを伝えたら良いかを吟味しようと思いました。
英語でクラスを教え始めるものの、ずっとこの子達は本当は何を聞きたいのだろうか?
そのアンテナを張り巡らしながらのクラス。
その中で、お母さんの聞きたいポイントとお子さんの聞きたいポイントの温度差を感じる。
どこだ、どこだ。彼らは今何を感じているんだろう。
そうしながら進んだ時間の中で、私が初潮の経験を話し始めたときの事でした。
そして、みんなはどうだったかと聞くと、
"I am scared. All of the sudden I saw Blood on my pants. Friends are gossipping me. "
怖かった。突然血がパンツについているんだもん。友達が私の状態を他の子にひそひそ話し始めて、、、、
" I don't want to be an adult. I wanna be kid forever"
" 私、大人になりたくないわ。ずっと子供のままでいたい”
徐々にそんな話をし始めました。
彼女達の話に耳を傾けながら
『あーそうか、彼女達にとってタンポンやナプキンの害なんてそこまで重要ではないんだ。
単純にこの”変化”に戸惑っているんだ。』
そりゃ、そうだ。
ある日、突然、パンツに血が付いていたらビックリするのは当たり前だ。
いきなり、血が出たかと思ったら今度は太い綿をパンツに引けという。
夜になると、漏れたりしてベッドが汚れる。
おねしょは卒業したはずなのに。
戸惑うのは当たり前だ。
分かりやすい例えとして、これがうんこと仮定したら、
みんなに分かってもらえるだろう。
ある日突然、パンツにうんこがついてる。
いきなりうんこが出たかと思ったら、太い綿をパンツに引けと言われる。
夜になっても、うんこがダラダラと出る日もある。
一人でうんこを出来る様になったはずなのに。。。。。
しかも毎月うんこを漏らす日が3〜5日くると言う。
きょわい!
そんな感じだろう(いや、もう少し違うと思うけど)
ここでこの変化をCelebrate (祝福)するかどうかで、
これからの彼女達が『変化』と言うものに対しての見方は変わって来ることでしょう。
私が伝えたい事は何だろうか?
初潮を迎え、生理が毎月来る事へ恐れや抵抗を抱いている女性へのメッセージ。
あ、そうか。
『変化にオープンである事は奇跡を体験することにつながる』ことだ。
そして、クラスの最後に伝えたのです。
『いきなり血が出て来るってビックリするよね。
でも、私にとって生理ッてすごく神聖なの。毎回生まれ変われる気がする。
だから、私は、毎回生理が来る度にとても嬉しい。
だって、カラダの血液を排出出来るのよ。
それに比べて男性は80年位ずっと同じ血液がグルグルカラダを回っているのよ。
だから、男性には赤十字に行って、血液のドネーションをお勧めしているわ。
でも女性は違う。毎月、新しく生まれ変わる事が出来る。
なぜこんな特権が女性に与えられるか知っている?
新しく生まれ変わる必要があるか知っている?
私ね、今まで沢山の赤ちゃんが欲しいッて望む女性を見て来たわ。
そして、一杯調べたの。
どうやったら赤ちゃんが出来るんだろう?って。
沢山、調べて1つ分かったのは、
『赤ちゃんが出来るって奇跡の連続だな〜』ってこと。
みんなが生まれて来たのも、奇跡の連続だって
きっといつかお母さんがお話をしてくれると思う。
その奇跡を唯一可能にしてくれるのがこの『生理』っていう仕組みだよ。
そりゃあ、もちろん、今までと違って戸惑うよね。
パンツとお股の間に太い綿を引く事も、うっとおしいし、
血が出る事も怖かったよね。
今まで出来た事が、生理の日には出来なくなる。
でも、その代わり、これがね、私たちが奇跡を体験出来る始まりなんだよ。
赤ちゃんが出来るッて言う奇跡を体験させてもらう為に起こった現象。
それが生理なんだ。
これからは生理が来る度に頭の片隅に思いだしてもらえるかな。
これは、奇跡を体験する為の切符だと。
だから、私は、この生理と言う変化をCelebration として捉えているの。
だから、毎月生理が来るのが楽しみなんだ。
今日の母の日はね、勿論お母さんに対してありがとうッて言う日なんだけど、
私はね、このクラスでは特別に
奇跡を体験する準備の女性である私たちに乾杯をしたい日にしたいなッて思うの。』
そんな風に言ってこのクラスを終えました。
クラスのご感想を頂きながら、涙がちらほら。
『言葉にならないけど来て良かったです』と泣くお母さんの姿に、私もウルウル。
人がつながるッてこういう事だと毎回クラスを教えていてい感じます。
結局、ピルのカラダへの影響については話せなかったです。
毎回クラスの内容が生徒さんによって変化するのも、この子宮のクラスの醍醐味。
参加者の方によって聞きたい内容が違うのは当たり前のことだから、
出来る限りその人達が必要としている内容をシェアして行きたい。
そう思っています。
今度は、7月に大人の女性の為に子宮のクラスを東京とOSAKAにて。
この時には、どんな女性たちが集るんだろう。とても楽しみです。
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