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括約筋の活躍


(あなたはどんどん良くなるか、苦い人生になるかのどちらかだ。それぐらいシンプルな事である。今まで起きたことを自分の物にして、それを踏まえてよりよい自分となるか、もしくは、その起きた事に自分を惨めにさせられるかのどちらかである。つまり、選択は運命によるものではなく、あなた自身の手中にある。)

さて、出産予定日まで100日をきりました。

出産に向けて、私ができることはなんだろう?と思いを馳せる毎日。

バリ島に行って、自分の膣内の筋肉を活性化させることを経験してから

私は、赤ちゃんが生まれてくるのって、

もしかしたら、うんこが出てくるのと同じ行程かもしれないという仮定にたどり着いている。

もともと男性だった方が、女性のカラダに手術をしてなった時

『何が一番違いを感じる?』

と聞くと

『排尿』だという。

どういう風に?と聞くと

『男子の時には、勢いで出していたんだけど、女性の体になったらリラックスしないと出ない事がわかって、それが難しい。

どうやってリラックスをして出すんだろうって。。。。今まで45年間ずっと力んで出していたからさ』

これには、あああああ〜なるほど!と膝頭をポンと叩いたほどの気づきだった。

女性の体は、尿も、生理の血も、排便も

『括約筋』と呼ばれる筋肉がコントロールをしている。

括約筋=下の門番と呼んでも良いかもしれない。

括約筋様が良しと言えば、うんこもおしっこも出て来るが

括約筋様のおへそが曲がっている時には、うんこはなかなか通れない。

箱根の関所のようなものだ。(いや、全然違うけど)

その括約筋が機嫌がいい時というのは、リラックスである。

括約筋は、リラックスをするとグインと力を出し、活躍し始める筋肉である。

その活躍ぶりは、眼を見張る物である。

どんなに大きなうんこであっても最大限にそれを出せるように開き、

私達町民を『どうやってこんなに大きい物を通せたの?!』とばっちり心をわしづかみし、驚嘆させ、そして、終わったらカメラのシャッターが閉じるかのようにきっちりと閉まってくれる。

その最大限に開くのに、とても重要なポイントがある。

それが、『安心』を感じる事である。

括約筋と安心の関係の例を挙げてみよう。

うんこをしたい!と、一人で誰もいない公衆トイレに入っているとする。

鍵を閉めないでいるよりも、

鍵を閉めた瞬間に自分の中でよし、これで安心してうんこが出来ますというゴーサインを出している。

ただ、ここにカツカツと誰かが入ってきた音がした途端に、

その括約筋が開かずに閉じ始める。

キュッとお尻の穴に力が入って、うんこを出すのも、そろりそろりとなる経験、ないだろうか?

『やべ、うんこしているの、ばれる』

なのか

『やべ、うんこの音が聞こえたら恥ずかしい』

そんな風に人からの眼を気にした瞬間に、

動物が外から攻撃されるのをどうしようか!という感覚と同じなので

安心は出来ない。。。つまり、括約筋は閉じてしまう。

そんな括約筋のキャラクターを知っているがゆえに、

出産を自然分娩を目指す人が多いのは分かる気がする。

万が一病院の出産になったら、

きっといろんな人が出たり入ったりするから、

その度に女性の括約筋は開いたり閉じたりしそうである。

つまり、赤ちゃんが出て来る膣を司る括約筋が思う様に開かないのだろう。

それを避けるために

ヒプノセラピーでゾーンに入る訓練をするか

恥を捨ててどんな状況でもうんこをして何が悪い?!という強靭な心意気を育てるかのどちらかになる。

ただ、括約筋を調べていくと

口や顎を開く事で、お尻の穴も尿道も産道もおおいに開くという括約筋との関連性があるようだ。

なるほど、病院で括約筋を大いに活躍させる為には

『うんこをして何が悪い?』という強靭な心にプラス、

大きく顎を開き、口を開けるという事をしたらよさそうだ。

そして、括約筋さまは、自分のタイミングで出す力があるとのこと。

だから意識的にプッシュをする必要がないという。

あの門番は、人から指図されるのがイヤなようである。

ほほ〜では、産婆さんであり、産婦人科医が、『今、出せ!』と叫んだとしても、

無視をする必要があるのだろうか。

わからないけど、自分の体を思い出すと、

出したい!と思った時に”力む”事で、実際に、ますます大変になる。

でも、お腹をさすりながら『出ておいで〜』と大腸に声がけをすると

私が何もしなくてもスルリと出てくる。

こ、こ、これかもしれない!

という事で、

これから出産まで括約筋をこの方法でうんこをする度に鍛えようではないか!

【トイレの鍵を開けておく】

【顎を開く】

【うんこをして何が悪いと開き直る】

【力まず自然を待つ豊かな心意気】

という出産準備訓練をしようかと思う。

考えただけでも、スリリングな試みだ。

今度、あやまってアンドリューがトイレのドアを開けて、

こんな私を見たら、なんと言うのだろうか?

なんと言われても、

『出産に向けての、括約筋様の特訓でござる』

と開き直ろう。

モノクロから虹色へ

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