胎盤の位置の結果
木曜日は朝から気持ちがソワソワ。
今日の超音波の結果で、私の出産方法が、決まるから。
前回は子宮口から1.8㌢だった胎盤の位置。
私達が目指すは2.0㌢。
あと2㍉の話。
これが動いていれば、私は自然分娩が出来る。
動いていなければ、belly birth(帝王切開)となる。
朝から神様に祈る様な想い。
それでも、「なるようにしかならんやろ」と腹をくくり、
アンドリューと超音波専門に向かった。
暗闇の中、技師の人が何も言わずに見ていく。
カチカチと彼女がコンピューターを操作する音だけが部屋に鳴り渡る。
アンドリューと手を握り、息をのみながら画像を見ていた。
技師が検査の棒を抜いたとき、
アンドリューが『それで、どう見える?』と聞いた。
技師の人は、
『2㌢以上あるわ。大丈夫よ。別の角度からみたら2.5㎝だしね』
彼女が言ったその瞬間に涙がボロボロとこぼれた。
溢れる涙で画面が見えにくい。
かーみーさ=ま=
ありがとう、ありがとう、ありがとう!!!
天にも昇る気持ちだった。
もちろん、病院だから『懸念』をいつも探す。
『赤ちゃんが2600グラムだから、あと1000グラム増やさないと。
36週なのに、35週の大きさだからね。一週間遅れているよ』
と。
そんなん聞いても、もう私は大丈夫。
えええー赤ちゃん大丈夫かしら?ではなく
まあ、彼女のタイミングで増えるやろ、と赤ちゃんを信用する事を選択する。
お医者さんの言う事は、
感情的に捉えるのではなく、情報として聞く。
もうお医者さんにパワーを明け渡さないと決めたから。(ブログ)
血糖値も驚くほど正常である。
白お米を食べるとビックリするほど、血糖値が上昇するが
普段、玄米食なので、あまり気にする必要もない。
玄米食だと結構血糖値は、低いままである。
それに対しても、ビクビクするのをやめた。
私の身体は大丈夫。何か有ったら私に必ず知らせてくれるから。
あの’血糖値’テストは、普段から白砂糖を口にしない私にとっては
ショックでしかなかったと感じている。
そして、Dr.もそれを認めた。
最近では、血糖値を測るのがちょっと楽しみにすらなって来た。
これ食べたら、どれぐらい血糖値が上がっちゃうんだろう?と。
確かに精製されたものは、上がりやすい。
白砂糖とか白米とか。
ふむふむ、なるほどね。
だから、健康でいたければ精製されたものは摂らない様に言われているのね。。。。
と、人体実験をしている気分だ。
こりゃ、面白いツールを手に入れた!とさえ思っている。
そうやって選択肢が広がった私。
すると、助産婦さんから電話がきた。
自宅出産を希望していた私にとって彼女からの連絡は奇跡的に近かった。
『来週、自宅出産で行けるか、話し合いましょう』
そんな風にして、
一気に私が求めていたことがポンポンと目の前にカードのように並んだ感じだ。
アンドリューが『どうしたい??』と聞いてきた時、
私は、『明日のドクターとの話まで待って欲しい』と伝えた。
以前の私だったらすぐに助産婦さんの方に行ったと思う。
でも、なぜか今回はドクターと話したいと思った。
翌日、ドクターのアポイントメントに行ってきた。
彼と面と向かって話した時、私は自分の心の中に平安があるのがわかった。
今の私の身体の感覚として、いつ陣痛が起きてもおかしくない感じがある。
骨盤が広がって行く感覚、
骨盤内がじんじんする感覚、
なんとも表現がしようがないけど、体が準備をしているという感覚がある。
彼が胎盤の結果を見て
『Let's give a birth! 』言った。
アンドリューが『血糖値についてはどう思う?』と聞くと
『この血糖値の検査は、とてもいい検査ではないと思う。
今、いず美の血糖値は正常だから、促進剤を打つ必要もないし、
普通の出産の準備で十分だ。
何も他とは変わらない。』
そう言った。
ずっと医者に対して不信感があった。
でも、その不信感を払拭したいま、私は、彼のことをクリアに冷静に見ている。
アンドリューが『赤ちゃんは僕がキャッチしたいんだけど』と言った。
『もちろんだよ。僕はサポートに回る。』とドクターが答える。
アンドリューが
『僕がこの世で赤ちゃんをはじめにウェルカムしたいんだ。そして、赤ちゃんの母であるいず美の胸に届けたいんだ』
という。
『もちろん』とドクターが答える。
アンドリューが『胎盤も脈動が止まるまで待って欲しいし、僕が切りたいんだ』
『もちろんだよ』とドクターが答える。
このやりとりは、何も助産婦さんと変わらない。
場所が自宅か病院かの違いだけだ。
安心感とは、場所が大切なのではなく、どんな人に囲まれているかが大切なんだと
そのやりとりを聞いていて思った。
病院だけじゃない。仕事場も、友達も、家族も、コミュニティも
どんな人に囲まれているか。
その人たちと、安心した関係を築けるか。
それが築けたら、愛はどこにでも存在する。
帰り道、アンドリューと一緒に海岸を歩きながら
『なんか、色々あったし、色々経験したけど、安心した環境を整えられたね。』
と話してた。
家に帰ると、一つの手紙が届いていた。
中身が去年の大晦日が満月だったので、
その時に友人のジュリーの家で願いを込めて書いた手紙だった。
この手紙の構成は3部になる。
①自分が手放したいこと
②2018年の神様への願い事
③神様から私へのメッセージ
①は書いた後に、ジュリーの暖炉でみんなで焼いた。
②と③はジュリーが半年後に送るわって言って預かってくれた。
それが手元に来たのだ。
色々と忙しくて、見ていなかったけど、今日その手紙の封を開けて驚いた。
私が神様に書いた内容の一部
妊娠の時期に、沢山の情報をください。色々な人にシェアできるように。
私の気づきがこれからのたくさんの女性にとってエキサイティングであり、希望でありますように。私に沢山の情報を与えてください。
私が、沢山の愛やサポートに恵まれますように。
そしたら、私も他の人に与えられる人間になれるから。
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これを読んで、『そういう沢山の情報の与え方で来たか〜!!!!!』と天を仰いだ。
確かに胎盤の位置にしても、血糖値にしても、こうやって経験したことで
それをこれから経験する方の気持ちが分かる。
そして、これらの経験を通して、
私がコミュニティに、ブログに書いている以上に
どれだけサポートされ愛をもらったかも数知れない。
それにしても、この経験を通じて、心のアップダウンが激しかったぜよ、神様。
よくマチルダのいう
『願い事は、詳細に伝えなさい』
という意味がよくわかった。
今となっては、私にとっては良い思い出。
その他にも、手紙の内容を読み返すと、叶っていることばかりだった。
4日後は、満月。
もしも、陣痛が始まっていなかったら、来年2019年の私に対して、
また手紙を書いてみようと思う。
今度はもっともっと詳しく神さまに誤解のないように。
モノクロから虹色へ
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