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妊娠中の鉄分やら糖のチェック


(*ポーラに勧められた鉄分をサポートする自然食品)

ポーラから連絡が来た。

次のアポイントメントは、ズームのオンラインで行うということだった。

私はずっと考えていた。

このコロナで自営業の人は、沢山の職の機会を失っていることだと思う。

私もしかり。

無料で済む病院出産にするか、、、、

そんな中で、産婦人科での診療アポがあった。

コロナのことで、家族は一切立ち入る事が出来ないと連絡があった。

アポに行くと、

『コロナにかかっているか?』

『コロナにかかった人に、会ったか?』

『この数週間で、国の外に出ていたか?』

『風邪の症状はあるか?』

そう入り口で聞かれて、

全てにノーと答えると

手に消毒液を巻かれ、口にマスクをした。

病院は、ブリーチの匂いでいっぱいだった。

ブリーチの匂いに、むせかえる思いでいたが、くしゃみが止まらない。

いやいや、風邪じゃなくて、このブリーチの匂いです。。。

そう言いたいけど、なんだか言い出せない。

診察室に入ると、ドクターと二人だけになった。

今までは、アンドリューがいた事で、見えなかったドクターの雰囲気を身体中で感じた。

私、この人に赤ちゃんを取り上げてもらうの?

一瞬で、私の中でノーが出た。

このお医者さんが何かというわけではない。

アンドリューが絶賛するほど、いいドクターなのだと思う。

でも、私はピンとこなかった。

安心感が持てなかった。

私は、帰りの車の中でアンドリューに連絡をして伝えた。

『アンドリュー、ドクターフェントンじゃない。

 私はポーラのところで産みたい』

アンドリューからの返答は『おっけ。じゃあそれに向けて考えていこう』だった。

私の『したい』という気持ちと、それに対する覚悟と責任。

ずっと逃げて来た気がする。

流れに身を任せて、、、というのが、私の主流な方法だった。

みんなが好きな方法でいいよ。

みんながやりやすい方法でいいよ。

なんでもいいよー

何にでも合わせられるよ。

覚悟も決めなくていい。責任も取らなくていい。

それで、なんとなく、全部がうまく行ってた気がする。

でも今回の出産は、

私がどうしたいか?という強さと覚悟と責任を求められているんだと感じた。

さて、ポーラの連絡の返答に私は、一息吸ってから、伝えた。

今の経済的な状況。

私の思い。

そして、

私のお金の支払いについての提案。

泣きながら伝えた。

お金のことで、人にお願いをするのは、私の中で一番嫌なことだった。

お金の件で、人がバラバラになるのを何度見て来たか。

お金の件で、人が心をいためるのを何度見てきたか。

だから、最後に付け加えた。

『私の提案で、少しでもポーラが不快な思いをするのであれば、

 すぐに言ってください。

 なぜならば、私たちの神聖な関係を、たかだかお金で壊したくないからです。』

そう伝えるとすぐにポーラから連絡が来た。

『私は、あなたのことを愛しているわ。

 お金の話はやめましょう。

 もう一度いうわ。

 私はあなたのことが大好きだから、お金の支払いは一度ホールドしましょう。

 そして、出産までのあなたのケアを私に見させてちょうだい。

 今の時点で払うことで心配をしたり、ストレスに抱えなくていいわ。

 あなたのことを、ここでお金の問題で、手放すことは、私はできないもの。

 なぜなら、私にとってあなたが大事だから。

 きっとミラクルが起きるわよ。』

泣きながら、そのメッセージを読んだ。

そして、私たちは次のアポを決めた。

その数日後のアポで、私たちは画面上で泣いた。

自宅出産を安全に行うために、私たちが出来ることというのに既にポーラの気持ちは、向かっていた。

『ヘモグロビンの量を計ってほしいの。

 あなたの鉄分が少ないと、胎盤が安定して赤ちゃんを育てることが難しかったり、

 早めの出産になりやすいから。』

そう言って、計量器をアンドリューに取りに来るように指示をしていた。

病院では、私が疲れていること、めまいがすることを伝えても、

血液検査のオーダーは、また別の日に別の施設に行く必要がある。

そして鉄剤を出されても、便秘になりやすい。

そのことを伝えても

『鉄分を取って便秘になるか、鉄分を摂らずに貧血のままいるかのどちらかですよ』

と言われる。

つまり、何かを犠牲にして何かを手に入れなさいという考えだ。

少なくとも私の出会って来たドクターやナースは。

きっとそうやって、選択を瞬時にしなくてはいけない現場だからだろう。

後日、計量器で測った鉄分は少なかった。

ポーラから

『すぐにホールフーズに行って、ナチュラルな鉄分を6つリストにあげるから、

 そのうちのどれかを摂取してちょうだい。

 あなたの赤ちゃんとあなたの体が無事に、正産期で産めるように』

と連絡があった。

私は早速買い出しに行き、

6つの中から潜在意識が選ぶものを筋肉反射テストで選んだ。

そして、もちろん、

選んだのはハーブと鉄分が入った便秘にならない自然の食品だった。

また、血糖値も今回は、砂糖を100mlも摂るのはやめて

5日間の血糖値を測ることにした。

でも、私はわかっていた。多分、妊娠糖尿に引っかかるだろう。

特に、昔から白米を食べると私の足はむくみやすくなるから。

そして、今、血糖値の計量を始めて3日目になる。

やっぱり白米を食べると、血糖値が上がる。

120以下がセーフラインだが、白米を食べた後は血糖値が120になる。

それ以外は、75で安定している。

これからあと13週は、血糖値のチェックが続くであろう。

それも構わない。

実際に食事のチェックを前回もしていたから、

出産後に体が浮腫むこともなかったし、お腹もすぐに凹んだ。

悪いことばかりじゃない。

以前は、どうして私のカラダはダメなの!ってダメ出しをしていたけど、

一度経験すると、淡々と事実を受け入れて、

それ以上に、そこにあるプラスの点にも目を向けられるものだ。

犠牲者でいることって、洞穴に頭を突っ込むようなものなのだと感じる。

自分の体を自分でケアする。

自分の出産を自分で決める。

そこに責任と行動をとる。

昔はできていた気がする。

27歳の時に、大きな失恋をして、

自分の全部をギブアップしてしまった気がする。

少しずつ、いろんな人の手を借りながら自分の『Want (したい)』を取り戻しつつある。

今回は、お腹の中のベイビーに、その機会をもらった。

ポーラに伝えた。

『覚えている?最後の面会で、あなたのところで産めない気がするって言ったの。

 このことだったんだと思う。

 以前の私のままだったら、お金のこともあるし、

 病院で産みますって言ってたと思うの。

 だって前回の出産はアンドリューのおかげで、

 あなたのところに戻ってこれたんだから。

 でも、私ね、ちゃんと自分があなたのところで出産したいって心から思って、

 それに対する責任も覚悟もできて腹が据わっているの。

 あとは、ユニバースに委ねる。

 それでも病院で産まないといけない事態が起こるならそれはそれで受け入れるわ。

 ただ、今、自分ができるベストのことはするわ。』

強くなるというのは、こういうことなのかと経験してわかって来た。

誰かよりも、上に行くことでも、

誰かよりも、優れることでも、

誰かよりも、偉く見えることでも

誰かよりも、出来ることでもない。

誰よりも、自分のことを理解してあげること。

誰よりも、自分の扱いが上手になること。

誰よりも、自分のしたいことを叶えてあげること

モノクロから虹色へ

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