1歳9ヶ月の赤ちゃんのセッション
一人の素敵なママから
『娘が検査をしたんです。
その結果は大丈夫だったんですけど、それでもセッションをしたくて』
そんな内容のセッションの依頼が入りました。
大体、
子供に何かがある時ってお母さんのセッションが必要な時が今まで多い経験でしたが、
当日のセッションは、赤ちゃん自身にセッションが必要とのことでした。
赤ちゃんか〜
そう驚きながらも、セッションを進めていくことに。
と言っても、赤ちゃんは寝ているわけで、お母さんの赤ちゃんの考察からトピックを決めていくことに。
『最近、痛いってよくいうんです。そして、しがみついてきて、離さないというか。抱っこして、ムギューって強く抱きついてくるんです。ちょっと痛いって連呼してて、どうしようかと、思っていたところで、、、、』
よく聞いていくと
MRIの検査で麻酔を打つ必要があり、
その時に刺された点滴の針の跡を今でも痛いというのだという。
その時のことをスキャンしていくと、
見捨てられたとか恐怖というのに反応がある。
『看護婦さんに、お母さんはここで待っていてくださいって言われて。
私、そばにいてあげられなくて。
泣き声が聞こえて、泣き叫ぶ声が急に聞こえなくなって、すごく不安で。
近くにいて手を握ってあげたかったけど、できなくて。
後から、
旦那さんにも、そんな幼い子が全身麻酔をする必要があるのか?って言われて、
でも、私はよく分からなくて。
お医者さんのいうことだし、行程もそんな風になると思わなくて。』
涙を流すお母さん
きっと、その時のできる限りのことだったんだろうと思う。
きっと、なき声を聞くのも辛かっただろうし、泣き声が急になくなったのも心が張り裂けそうだったことだろう。
『その後、どうしたんですか?』
『なんか、思い出させちゃいけないなって思って、しかも私もあまりその事について話したくないというか。だから、痛いって言っても、あまりそれについては触れず、普段どおりの生活に戻そうとしていました。』
そんな赤ちゃんのゴールを決めていくと
『愛を感じて、安心感に包まれる』というものだった。
そして、驚いたことに、すでに潜在意識にその記憶がプログラミングされていると出た。
その内容は『母に対する不要な誓いを解く』というもの。
どんな誓いだったかというと
『弱くないと助けてもらえない』
というプログラミングが、ここでもう潜在意識に記録されたという。
『確かに、そのMRI前までは、すごく自立していて、笑顔がいっぱいで、優しい子だったんです。泣いて私から離れないっていうか、痛いっていうのは、そのMRIの後だったので。だから、イヤイヤ期が始まったんだと思っていました。』
そうか、、、
イヤイヤ期ではなく、弱いことでお母さんに助けて欲しいというプログラミングが発動していたのか。。。
そこから、彼女の潜在意識は、
自分がこの弱くないと助けてもらえないということを手放したらどんな人生が待っているか?という神経言語プログラムの修正を選びました。
もちろん、娘さんができるわけはなく、お母さんに行ってもらいました。
『本来の自立して、明るくて、笑顔いっぱいの娘さんが、3歳になった時、どんな様子ですか?』
そして、6歳になったときは?
そして、思春期に入ったときは?
そして、20歳になったときは?
そして、結婚したときは?
そして、おばあさんになったときに、どんな風に彼女は人生を振り返っていますか?
そう、彼女の人生を母親が想像をした時に、
そのお母さんは、ボロボロと涙をこぼしながら、娘の人生を想像していました。
見ている私も、泣けちゃいました。
目の前にいる2歳になる娘が、小学生???思春期??結婚??おばあさん???
そんな想像したこともなかったから。
それが終わった時に、私はお母さんに言いました。
『大抵、このプログラミングって多かれ少なかれどこかで入っちゃいますよね。
でも、彼女が30歳になって、私はいつも助けてもらうために弱い自分を演じちゃうんです。でも本当の私は違うんです。って言われても、この2歳前の記憶なんてないでしょうし、大人になってもIHに出会わない人生だったら、きっと普通にその私で生きてしまうんだと思います。
どうして、私ってこうなんだろうって思い、自分を責めながら。
でも、今、こうやって潜在意識に愛を感じて安心感に包まれるというところに戻してインプットしてあげることをしてあげたお母さんって、素晴らしいと思いますよ。
すごいギフトだと思います。
MRIはキツい経験でしたが、それを察知してセッションをできたお母さんは素晴らしいですね』
『よかった、、、、本当に申し訳ないことをしたと思っていたので。。。』
そう泣いてる母の姿って、やっぱり愛だなあって思いました。
さて、トントンと事は運び、
終わる時になって赤ちゃんの体が『宿題』を選びました。
宿題???
何かを始めろ、、、と。
思いつく限りを行ってもらいますが、全然ヒットしません。
そして、今までの会話をスキャンしていくと、
『共感』というのに反応がありました。
『娘さんが痛いと言った時に、どうしています??』
『思い出させないように、話していません』
先ほどの会話を思い出す。
『共感が欲しいと言っているので、それをスタートすることできますか?』
『ああ、頑張ったね。大丈夫だよもうっていうってことですか?』
『それは、共感ではなくアドバイスというか、、、。
きっと、娘さんの’痛い’っていう言葉の中にたくさんの意味が詰まっていると思うんですよ。
それを、代弁してあげてみてはいかがでしょうか?』
そう言った後、私は続けていった。
『私が赤ちゃんだと思って、言ってみてもらえますか?』と。
目を閉じながら、ぎこちなく、それでも少しずつ少しずつ言葉を重ねていく母親。
そして、途中から、頭ではなく心から語り始めました。
『痛かったね。
お母さんがいなくて寂しかったし、不安だったよね。
誰かわからない人がいて、何が起こっているかわからなかったよね。
。。。。。。
ごめんね、 ごめんね、、、、怖い想いさせてごめんね、、、、』
そう言いながら、たくさんたくさん涙を流しながら言葉をいっぱい語りかけてくれるお母さん。
こんな風に自分の気持ちを理解し、代弁してもらえたら、
きっと愛を感じ、安心することだろう。
そして、私は彼女に伝えました。
『それって、お母さんも言って欲しかった言葉ではないですか?
お母さんも怖かったし、何か起こっているかわからなかったし、不安だったと思うんですよ。
一緒に頑張ったねって、いうお話ができたら二人にとって、素敵な共感の時間になりそうですね。』
そう言って、セッションは終わりました。
私が昼間は血液検査等があったので、
無理を言って日本の夜中1時とかにセッションを開始したのですが
その愛も素晴らしいことながら
朝、お子様が目が覚めた時の状況を教えてくれました。
『先ほどはありがとうございました。
何だか朝から元の娘が戻った感じで、明るいというか、ご機嫌です。
本当にすごいなぁ。
ただただ感謝でシェアしたくて。
いつも旦那さんが寝かしつけしてくれるのですが、
今夜は早く上に行きたいと娘ちゃんが言うので私が一緒に行って本を読んでいて、
途中で旦那さんと交代。
ここ1週間は、私が行けばダダーと叫び、
旦那さんが一緒に行けばママーと泣き叫ぶを繰り返していたのでどうかなと思っていたら…、
ママへの渾身のバイバイが出ました😂
笑っちゃうとともにホッとしました。セッションのおかげだー😆
本当に受けて良かったです。ありがとうございました🍀
いずみさんと出逢えて本当にラッキーだし、幸せです❤️』
と。
潜在意識も、
それを素直に受け取る赤ちゃんも、
それをキャッチして私にセッションの予約をできた母親も、
愛ですね。愛。
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