top of page

女神からマザーアースへの引き渡し

友人のいう、お産を楽しんでと言う言葉に

私はどう楽しめたらいいんだろうと考えていた。

ヒプノセラピーのアシュリーから

陣痛は『波』よ。

「その波をウェルカムして、グッドバイして。」

そう言われてから

ここ数日、

海を訪れている。

海に向かって波が行ったり来たりするのに合わせて

呼吸をしてみるが、

なんだか何を楽しめばいいのかわからない。

でもヤムナボディローリング のクラスでも

体感をすることで、言葉にしなくても腹オチするのをわかっているので

体感をつかみたくて、今日も30分ぐらいひたすら海を見ながら波に合わせて呼吸をして見た。

全然、楽しくない。

いつ終わるん?って言う感じ。

退屈。

で、これ、波に向かうんじゃなくて、

波を背にして見たらどうだろう??

そう思って、背中をくるりと180度回転して

ビーチの方を見て見た。

その瞬間に『ああああーこれか』と。

波が私の背中を前に押してくれる。

ビーチの方へ押してくれる。

これを赤ちゃんは体験しているんだ。

陣痛・波が赤ちゃんを前に押してくれて子宮から出てくる仕組みなんだ。

それを私は、呼吸と共にサポートすればいいのに、

今までは波に立ち向かっていたんだ。

だから、私は22時間もかかったんだ。立ち向かっていたから。

立ち向かうから、ファイティングポーズになるんだ。

立ち向かうから、苦しいんだ。

同じ方向性を見たら、支え合って一緒に前に行けるのに。

ははーん。なるほどね。

なまじっか、桃太郎がどんぶらこ・どんぶらこと流れてきたのも

意味がわかる。

川の波に押されてきたんだなあ。

この波に立ち向かうのではなく、乗ったら、こりゃ楽しい。

ずっとずっと、ビーチの方を向いて、前へと押し出す後ろからくる波に呼吸を合わせていた。

そして、

波が引くときに次の波がいつくるのか、いつ前に押し出してくれるのだろうかと、

楽しみになる自分がいた。

妊婦になると、みんなこぞって、女神みたいに美しいですねと言う。

海を歩いているだけで、『GOD bless you』と散々言ってもらえる。

私だけに限らず、妊婦さんにはみんなそう言う。

きっと、本当に妊婦さんは女神なのかもしれない。

海の女神。

私たちは、何億年もの進化を遂げて人間になった。

よく言われるのが、妊娠とは、何億年もの人間の進化を猛スピードで駆け抜けながら

赤ちゃんを作り出すんですよと。

きっと私たちの地球はその人間の進化の歴史を辿って、だから赤ちゃんはお腹の中で

海の中での進化を遂げるがこごとく、水に囲まれているんだろう。

そして、

最後は波(陣痛)に乗って、地上と言う母なる大地に赤ちゃんを上陸させるまで、

私たちの妊娠期間って、女性は、女神なのだろう。

そして、もう一人の人間の私が、この赤ちゃんを地上で受け取るのだろう。

出産とは、

その創造主である女神の私と、人間の女性の私が出会う場所なのかもしれない。

海から、陸への引き渡しの瞬間が出産。

そんな風な想像で、出産という最後の女神の自分と繋がりながら

陣痛という波にのって赤ちゃんを

人間の私へ届けたいなあと思うのです。

そんな妄想でありながら、

そんなビジュアリゼーションは、

きっと私にとって、出産を神秘的な体験にしてくれるだろうと信じています。

それにしても、陣痛の予兆がないぜ。

モノクロから虹色へ

Featured Posts
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page