Help Me
- Izumi Takiguchi
- 2021年3月5日
- 読了時間: 2分
先日の朝のこと。
朝の支度をしていると、長女が泣きながら『パパーパパー』と言い出した。
かろうじて、パパという言葉は聞こえたけど、
あとは、なんだかよくわからない事をぐちゃぐちゃと言っている。
いわゆるWhiningというやつだ。
ミャーミャーいう感じ。
その声たるや、朝のクソ忙しい時に、
これやって、あれやってとなると、こちらもカチンと来ることがある。
人間だもの
で済めばいいが、そこに生産性はないし、教育もない。
その時にアンドリューが彼女に対して言った。
『ワイニングする代わりに、なんていうんだっけ?』
と。
すると長女が涙を流しながら、
『プリーズヘルプミー』
と言った。
その言葉を聞いてアンドリューは
『わお、ヘルプが欲しいって教えてくれてありがとうね。
これで君の願いを僕が叶えられるから嬉しいよ』
と言った。
そう言いながら、輪投げの棒に輪っかを入れていた。
微笑ましかったといえば、
そうなのだが
なんだか私はその光景を見て、ちょっと衝撃だった。
大人に
『助けてって言って教えて欲しい』
なんて、子供の頃に言ってもらったことあったかなあ?
そもそも、そんなコンセプトを持っていただろうか?
何か自分がしたいけど、できない時、
泣いて訴える
か
黙って我慢をする
か
もういいよと言って不貞腐れる
か
またダメか、と諦める
か
私の何がダメなんだろう
か
助けてなんて普段の生活で考えたこともない言葉だなあと
感動をした朝だった。
普段の生活から、ヘルプミーが言えるのであれば
きっと彼女は男性に対して、ヘルプミーと気軽にお願いをして
「ありがとう」とにっこり笑って受け取って
それを見た男性が喜んで愛が循環していくんだろうなあと。
このヘルプミーを言えなかった私は
そういうのが出来ている女性を”manipulative”だとも”ずる賢い”とも思っていた。
雌犬め!ぐらいの勢いで。
本当にちょっとした、たわいもないことだけど、
私には大きな気づきの朝でした。

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