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Soul of Pilates とは

「だるぅーい」


クライアントさんは、体をくねらせながら言いました。


ピラティスの中で、一つのエクササイズをしてる時

あまりにも、構造的に治すことに抵抗を体がしたので

体の声を聞いてみたのです。



当初、ピラティスに来た手の頃、彼女の体の歪みはかなり気になっていました。

初めに見た時は、どうやってこの体の歪みで普通に生活をしてきたのだろうか?

相当辛かっただろうに。。。。と彼女の体を見て思いました。


人間の体は左右対称にできています。

左右対称に動くかは別に置いて、左右対称にできています。


「もしも、体が少しでも歪むのであれば

 その歪みを補填するためにエネルギーは使われるの。


 本来、あなたをイキイキと動かすエネルギーではなく、なんとかバランスを保たせようとするサバイバルのエネルギーにね。」



そうヤムナが教えてくれた時、私は心底納得をしました。

なぜなら、見てきたクライアントさんで、真っ直ぐに動けてる人は、自分の人生を真っ直ぐに生きている人が多く、体が歪んでいる人は、同じところをぐるぐると回って疲れてしんどそうだったからです。


さて、この彼女。

一生懸命に片道1時間かけて、毎週欠かさずピラティスに来てくれます。

その甲斐もあって、体は始めた頃と比べたら劇的に変化をしています。


両脚を使ってワークをすることで、ようやく真っ直ぐになってきたなあと言うところで、

片脚ずつのワークのチャレンジを今日、レッスンに盛り込むことにしました。


そして、ウンダチェアのワークに入ると、彼女のずっと隠れた原因とも言える体の動きが

露呈しました。


それがこの写真です。


左足がチェアにあるときは体が落ちてしまう↓  右足がチェアにある時はなんとか真っ直ぐだけど↓


筋肉を移動しようとしたけれども、体はびくともしない。

凝り固まっている。


そして、レッスンが始まる前に、彼女が教えてくれた太極拳のレッスンで自分の骨盤の中に詰まってる感情は何かを聞かれた時「悲しみ」と答えたことを思い出しました。


最近犬を亡くした彼女。溺死してた愛犬を発見した時のことがフラッシュバックされると。


そこで私は、たくさんの質問をしていきました。


なぜなら、あと彼女の体に変化を起こすなら、そこに停滞させている感情を動かすことがやるべきことだと思ったからです。


そして、冒頭の「だるー」って言う言葉が出てきた時、

私は彼女に言いました。


「何がだるいの?」

「人のいろんなものを背負うことが。」


「どう言う意味?」

「何か悪いことが起きた時、私がなんとか出来たんじゃないかって思っちゃう」


「じゃあ、体が真っ直ぐな人だったらなんて言うと思う?」

「どうしたいの?って聞くかなあ。」


「オッケ、じゃあ今までは。。。」

「今までは、私がどうにかしなくちゃ。でも、真っ直ぐな人は、どうしたいの?って聞く」



「オッケ、じゃあ、同じエクササイズをどうしたいの?って聞きながら、やってみてくれる?」


そして、彼女が乗り上げた時

さっきまでガッチリ歪みで固まっていた体が変化を見せました。


写真のタイミンングが早すぎたので同じ高さではないのですが

動き出して明らかにその変化はありました。斜めの角度が柔らかくなりました


左が先ほどの会話前の彼女の体の歪み。     右は会話後の「どうしたいの?」にした彼女の体


そして動いてる途中で

「あ!そうか!それが私がエンパワリングをしていく方法なんだ!」


と彼女は私の方へ振り向いて大きな声で言いました。


右脚の力強さは改善の伸び代がたくさんあるけど、少なくとも感情のブロックで動けないことは解除。


なので、あとは、ただただ

体を鍛錬していくのみになりました。


「私のせい。私がもっとこうしていれば」

このループに入ると、抜け出すよりも、自分を責め続けることばかりになっていく。



この一見、向上心のような「私がもっとどうすればよかったんだろう?」は


フッラットに、何かできたことがあったかなって見れたら、構築的な視点ですけど、


罪悪感が伴うと混ぜるな危険的な存在になります。


私も罪悪感を伴わせてきたから、わかっるぅーって思いながら彼女の体験を見させてもらっていました。


で、この、一連の流れですけど、このチェアでの会話と動きで賞味7分ぐらいです。


オフィスでゆっくり話し合って導き出したわけじゃない。


そうやって自分を振り返る時間もすっごく必要な時もあるし

こうやって体を通じて、自分の無意識に行ってる行動や思考ぐせを数分で改善していくことができるのがボディワークの面白いところだなって思っています。



だって、

私は、人生で起きたことが私たちを悩ませるのではなく、

その起きたことをどう理解するかが私たちを悩ませる原因だから

その思考を生み出す姿勢を変えてしまえば、

その思考に行き着くことが難しくなるから。



彼女の気づきの振り幅が今日は大きかったので、

私は、彼女が自分らしく生きたとしたら、どんな状態で筋肉を使うのかを伝えて

一つのエクササイズをしました。


「私の最高バージョンはこう言う人間である。」


そういう意図と、そこに付随した筋肉に意識を馳せて動くと

呼吸は滑らかに、動きは軽やかながら力強くなっていきます。



私たちは、知らないうちにたくさんのものを身にまとい、

自分で自分が分からなくなっていくことって多いと思います。


だから、体を使って、レッスンを重ねて、少しずつその身に纏ったものを削っていく作業をすると

ある日ふと、見せてくれるんです。最大の難関な鍵となってる部位を。


そこが外れた時、体も心も浮上して、本来の自分のありたい姿を言語化できたり、イメージできたり、体感したりするんだと思います。


私が教えているピラティスは、その人の魂をそうやって息を吹き返し、本来望んだ方向へ動かし始めていくピラティスです。


だからSoul Of Pilates と名付けました。


解剖学+ピラティスのエクササイズ+筋膜+心理+キネシオロジーの全てを包含して

目の前のクライアントさんの人生と魂に感動を与えるピラティスです。



私が活動をしているSpirit of A Woman はここ最近ずっと告知をしてる子宮のことだけではなく

体をもっと多角的視点から見て、アプローチをする方法を提案しています。


でも全ては、自分らしく生きて、他者と幸せに交わっていくことにつながっています。


さて、来年はそんなピラティスをもっと多くの方に教える講座を開催したいと

心から強く今願って動いています。


モノクロから虹色へ






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