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Unknown Emotion 自分でも知らない感情



いろんなワークがこの世の中にあり、ワークショップで知り合ったある女性が

「男性のワーク」をしているという。


その彼女のワークを見いにく機会に恵まれた。

そこに足を運ぶと、あるグループワークで1人の70歳の男性が自分のことをシェアしていた。


その男性は、何かの手術をするといい、それが怖いとシェアしてくれていた。


何をするのだろうと、流れを見守っていると

その彼女は男性に、「私たちがあなたを囲ってエネルギーを送るっていうのはどうかしら?」

と言い始めた。


男性は「イエス」と答えて、その場所のベッドの上に横たわった。

その男性を女性が囲み始めた。


そして、手を撫でたり、顔を撫でたりして、

「あなたの手術は必ずうまくいくわ。うまく行ったら、その手術を終えた素晴らしい体でどこにいく?」

と吐息か?という感じで

 語りかけていた。



その時の私は、フリーズをしてしまった。


なんなんだ?この光景は?


エジプトの王が、綺麗な女の人に囲まれて王座の椅子に座っているような感じ。


いや、

エジプトの王が、裸で風呂に浸かってその周りに女の人がたむろしてる感じ?


私は、ここの1人になりたくないと思ってフリーズしていた。


もちろん、そこにいた女性たちは、彼に飼われてる訳でも雇われている訳でもない。


でも、なんかなんかが嫌だったのだ。気持ち悪いとすら思ったかもしれない。


そこの女性の中には、私の知り合いもいた。嫌悪感の表情を出す私に彼女はゆっくりと頷いて微笑んだ。


彼女もこれやるの???なぜ??


すると、その70歳の男性が閉じていた目を開けて、私に手を伸ばした。


気持ち悪かった。


私が、この女体(にょたい)の1人になるのが嫌なのか

私にとって、なんとなくこの癒しと官能的なエネルギーの錯綜が嫌なのか


とにかく嫌だった。


私は、とりあえず、彼の足首に手を置いた。


そこが私がエネルギーを送れる限界の場所だった。


それでも、撫でたいとも思わなかった。


気持ち悪い。


そればかりが、私の胸を渦巻いた。



終わった後、彼は十分にエネルギーを得たと言って起き上がっていた。


ファシリテーターの女性は、にこやかに穏やかに彼を起き上がらせようと抱きしめていた。


そこにのしかかる彼の姿を見てもっと嫌悪感が走った。


そして、私のところにハグをしに来た彼を見て、私は、もっと混乱をした。




この彼に対して、気持ち悪いと言う感覚。


これに対して、頭で整理をしようとすると、


彼のエネルギーがいやらしくて気持ち悪かった。


とか


彼の気色悪いセクシャルなエネルギーから自分を守ろうとした。


とか


あーゆーことは、妻とやればいいのに、どうして私がやらなきゃいけないの?


とか


女性のエネルギーを利用としている感じがする


とか


何かしらの、それらしいジャッジメントを下すのだと思う。


そう言って、彼に対して、嫌悪感を抱き、彼を悪者にして、彼を次から避けようとするのだろう。



でも避けるとか、無視をするとかのエネルギーは

私にとって、私自身が私らしくいるためには、とても無駄で不純なエネルギーだと感じている。


だから、自分から誰かを悪者にして、勝手に無視をするとかは出来るだけ無いように努力をする。

なぜなら、そう言うエネルギーでいると、私の場合は、生理がおかしくなる。

重くなり、つらくなり、動けなくなる。


体がそう言うのは、

私らしくいられないと訴えてくる。



では、どうするか。


この気持ち悪い。。。。と言う感覚を見ていってあげるしかない。


この気持ち悪い感覚にさせたあの70歳のおじさんが悪い


のではなく、


この気持ち悪い感覚を選択した私を理解してみる。


理解をするって言ったって、

「ああ、気持ち悪かったのね、私は」


では、収まらない。


それは

暖簾に腕押しの状態にしかならない。



なぜなら、気持ち悪いって言う感覚の裏に別の感覚があるからだ。


そこで、「unknown emotion 」と言うIHの基礎クラスで行うプロセスを行なってみることにした。



筋肉反射テストを使って、その下に潜む感情を探していく。


そこで上がったのが「窒息感」と言う言葉だった。


この状況で私が感じていたのは「窒息感」。


そして、私が窒息感を感じたのは、、、、、と、自分に問いかけると


一つの状況が思い浮かび上がってきた。



ある知らない男の人に、、急に上に乗られて目を見つめられた時のこと。


まだ中学生ぐらいの私は、男の人の大きさと強さに身動きができなかった。


そして、呼吸ができないほど重たかった。


フィジカルに感じる重さと、その男性からの言葉にならない何かのセクシャルな期待の重さに

私は窒息感を覚えたことを思い出した。



その後、何かに発展したかといえば、何もなかった。


ただ、その男性は、ブツブツ言いながら、離れていった。


今回の気持ち悪いと言う感覚が出てくるまで、思い出さないぐらいの小さな出来事のはずだった。



ああ、そうか。

あの時の気持ち悪いと言う感覚で伝えてきてくれたことは、

そうかあ、あの中学生の時に感じた異様な男性のセクシャルエネルギーに対する圧迫感に

身の危険を感じたからなんだ。



と。



そこそこ、男性と女性のセクシャルなエネルギーについては勉強をしたり

ワークショップに参加をしているので、自分は大丈夫だと思っていた。


でも、今回は、自分が好きでもなんでもない人に急にのしかかられた恐怖と混乱と身動きが取れない感覚が

大人の私のこのワークショップでオーバーラップしたのだと。


何がトリガーになったのか?と想像をした時

急にそう言う流れになったことだったのだと思う。


急にのし掛かられたことと

急におじさんの体に触れることになったことと


二つを比べた時、全く違う状況で、全く違う年齢なのに、

私の中では、少しでも似てるところがあれば、トリガーされてあの時と同じようにフリーズをしたのだ。



そうやって理解をしていった時、

私は、もう一度、最後にハグをした時の彼の顔を思い出した。


あの時の彼の顔は、手術に怯える顔ではなく、安心して手術に向かおうとするピースフルな表情だった。


決して女性のエネルギーを奪い貪る顔ではなかった。


あの中学生の時の、のしかかった上で、ブツブツ言いながら自分本位にいなくなったあの男性とは違った。



理解をすると、自分がしっかりと目の前にある状況を目にすることが出来るようになる。


相手をちゃんと見てあげられるようになる。




そこからのこのIHの流れは興味深い。


そこで気づいただけでは終わらせない。


その気づきをもとに、どうしたいかを潜在意識に聞いていくのだ。


私は、どこかで男性に対して、女性のエネルギーを貪ると感じていたように思う。


でも、


女性が男性に抱きしめられてホッとしたいように、

男性だって、女性に抱きしめられてホッとしたいのではないか


と言う当たり前のことにストップをかけている自分がいたことに気づいた。


アンドリューに守ってもらうだけではない。

私もアンドリューが安心できるように守ってあげようじゃないか。



そして、そこにいくようにエネルギーの調整が入る。


ハートにエネルギーが入っていく。


一度は気持ち悪いと思った彼に対してだったが、


その気持ち悪いの裏側を見たことで、

私の中で、自分でも気づかなかった感情を思い出し


その停滞してる部分をクリアにできたことで


また一つ、自分が自由になった。


また一つ、自分が愛を交換できるところに行けた。


ありがとう、70歳のおじさん。


手術頑張ってー


と今では思えている。笑


どう?!この変わりよう?!


でも、

きっと同じことはしないと思う。

今度はフリーズするのではなく、

きっともっと自分の気持ちに従って動ける気がする。




ヒーリングとは、自分が愛であるというまんまるの状態から

欠けてしまった部分を取り戻すことだと思う。


そして、それは、深刻なようで、深刻ではない。


重い感情が、もっと軽いところへ浮上していくだけのこと。


こんなふうに

バケツを被っている状態から

バケツを外したところへ行く感じ?





それを体験していただきたく、


今回のHeal My Life では


6名様限定で、感情を見ていくことをします。


とっても面白いと思います。


えええー!これ??って感じるんじゃないかなあと。



ご希望の方は、ぜひこちらにお申し込みくださいませ。


モノクロから虹色へ




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