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オーディション


この冬は、ありがたいことに、講習会を教えさせていただく機会がたくさんありました。


そこで目にする涙や、自分の未来に希望を持つ眼差しや、自分の過去に飲まれながらも前を必死で剥こうとする姿勢に心を打たれながら、インスパイアリングだなって、多々感じた冬でした。


サンディエゴはすでにもう温かい春の陽気を感じ始めて、道端には黄色の花が咲き始めています。



そんな私は、今、Netflixに出ているオーディション番組「Timelesz Project 」(略;タイプロ)にハマってしまいました。


オーディションをしながら、アイドルになっていく過程は、自分が舞台に立っていた時のことと重なる部分があって

胸の奥が熱くなる時間が多々ありました。


旧ジャニーズ事務所は、いろいろな意見がある中で、

このアイドルと呼ばれる方々が、どんな風な指導をされてきたのかをタイプロの中で、たくさん垣間見ました。


それって、すごく真摯にアイドルという「職業」と向き合うことなんだということも感じました。



アイドルが職業。


キャーキャー言われる事が職業って、結構これが思った以上に深かった。。。


誰かが、その人を見ることで、希望をもらい、生きる力をもらい、生気をもらう。



誰かが誰かを助ける仕事てって、救急車とか、消防車とかあるけど、アイドルもその一つだったんだなって

なんか正直ちょっと驚いたんですよね。


私自身が、アイドルを追う経験がないので、

自分のかっこよさを職業にしている方という認識でしか無かったけど、

自分の知らない世界でこんなにアイドルという職業に敬意を持って取り組んでたんだ〜と。


そのタイプロ番組の中で、

「自分のために踊ること、歌うことをするな」って言われている場面があったんですね。


それを聞いて、あちゃーと過去の自分を思い出しました。


私もかつては、背中に大きな羽を背負って、踊らせていただく機会をもらいました。


でも、あの頃の若い私は、自分のために踊って歌っていたんだなと、今になって思います。


当時、上の方に言われたことを今でも思い出します。


「あなたの胸にあるバラを受け取ることで、幸せな気持ちになる人がこの世に出来るように、ファンをつけなさい」


ハイレグのレオタードで踊っていた私は、「エロを売っているんじゃない」って

心の中でとても反抗をしたのを覚えています。


自分のセクシーさを売るって、なんかとても安物の自分になる気がしました。

ファンに媚びることもしたくないとも思っていました。



顔が真っ白に塗りたくられてる
顔が真っ白に塗りたくられてる

*引っ張り出してきた過去の私。顔を真っ白に塗って体が黒い 笑



そんな舞台に立つことを何も分かっていない私は、

NHKで特集をしていただいたこともありました。


鏡に向かって、流し目の練習をしている。

自分のキメの顔を練習をしている。


では、カメラに向かって渾身のあなたのきめの顔をどうぞ!と、振ってもらった私。



内心、めっちゃナルシストじゃん。。。。と、自分で自分のそのお仕事を嘲笑っていたんだと思います。



でも、

タイプロの中で、オーディションに残っている男子がどんどんカメラに向かってかっこいい目線や顔つきを作っていく中で(ああ、これは、ナルシストではなく、エンターテイメントなんだ)と今更気づいた私。


あの頃の私にグーパンチです。そして上の方々に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。




お客さまのために、自分がどうあったら人は幸せな気持ちになれるだろうか?

そう追求した先の、ウィンクだったり、キメ顔だったんだなあと。



そりゃ、私が、鳴かず飛ばずなのは当たり前だなと、今になって20代の何も知らない自意識過剰だけの自分を悔やみます。


あの頃の私は、自分中心だったんだと思います。


自分の中で、恥ずかしいと思ったら、それが絶対で、

他のものの見方なんてできなかった。


あの人が悪いと思ったら、絶対に悪いやつで、

自分が犠牲者になることしか知らなかった。



自分中心の世界で苦しい感覚の中、生きていたから

お客様に何かを提供できる自分なんて、考えに及ばなかったんだろうな、と。





でも、その後、いっぱい自分の挫折があり、


「自分中心」だった世界から、


自分の軸が中心となる世界へ移行し、そこから外へと繋がりを求める方向へと


成長をした20年だったなと思います。


自分中心だった世界は、自分一人で頑張っていた世界でした。

自分中心だった世界は、他人との繋がりに躊躇して、他者を恐れていた自分でした。

自分中心だった世界は、自分さえ良ければいいと思っていた考え方でした。


でも

自分の軸が中心となる世界。

自分の軸が中心となるためには、一人では無理なことに気づきました。

自分の軸が中心となるためには、ボディ・マインド・スピリットの様々な要素がかけ合わされる必要がありました。

自分の軸が中心となるためには、他者も「私なのだ」だと感じることになりました。


そしたら、自分の軸が中心となった世界は、自分にパワフルさを感じながら、

他者と共存しつながっていく場所となりました。


私の周りには素敵な仲間がたくさんいます。


以前の自分中心だった時は、自分には仲間と呼んでも、

明日は敵になるかもしれないと感じていた繋がりばかりだった気がします。


こんなに信頼したのに裏切られるとか、馬鹿を見たとか、そんなドラマ満載の世界で生きていた気がします。


でも、今は、自分がどれだけ甘くて幼稚で小さな世界で物事を見ていたかと、

色んなことを思わせてもらえたオーディション番組を楽しく視聴していました。


みなさんは、あのオーディション番組タイプロを観ました??




私は、全ての人はたくさんの才能を持っていると思います。


その自分が持っている才能を、誰かのために私は発揮しているだろうか?


その自分が持っている才能に、私は胡座をかくことなく努力をしているだろうか?


いやはや、それ以前に


その自分が持っている才能を、無かったことにしてしまっていないだろうか?



きっとその才能は、誰かを幸せな気持ちにすることなんだろうと思います。


そんなことをこのYouTubeでも話しています。


ぜひ、ご覧くださいませ♡


モノクロから虹色へ





 

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