クレイジーとスーパーで言われた件
(*韓国スパで温泉に入り、硫黄温泉パック中。イメージはVOGUEの表紙風←ほど遠い笑)
「チョット・スミマセン」
日本食マーケットにいそいそとお味噌を買いに行った時のこと。
他に買うものあったっけ???
と私の自宅からは遠い日本食マーケットでできる限りのものを買って帰ろうと
冷蔵庫セクションを歩いて物色していた私。
そこで声を急にかけられた。
「チョット・スミマセン。メンタイコ・ウドン、ツクッタことアリマスカ?」
と。
小麦粉を食べない私は、古いうどんを食べていた記憶を遡り
(あー明太子パスタとか美味しかったよなー今、明太子とうどんを絡めるんだあーおいしそうだなあ)
と一瞬、頭の中で回想して、
「あー明太子パスタなら」
と答えました。
片言の日本語を聞いて、言った人の顔を見ると、バリバリの外人だった。
いや、この国では、私が外人か。。。
まあ、とにかく日本語を話さない人だった。
そして、私に「どの明太子のブランドがいいか?」と質問をした。
明太子は、子供の頃に食べたきりで食べていない。
塩分が強いことと、化学調味料や着色料が多いことが原因で、食べると身体中が変に浮腫み始めるから。
だから、明太子のブランドも私はよく知らない。
どうしよう。。。。
でも、この人は、わざわざ、日本食マーケットまで来て、明太子を買いたいと思ったんだろうな。
そう思い、何が私にしてあげられるだろうか?
と
考えて
考えて、
考えて、
考えて
「私、ブランド分からないけど、あなたの体が食べたいっておもっているものは、あなたの体に聞くことできるけど」
と言った。
「え?」
と言ったので、
「あのね、あなたの筋肉にどの明太子を食べたいか?って聞けるけど、やってみる?」
そう言った。
「どうやって?」
さすが、日本食マーケットまで、くる外人。
興味津々でノってきてくれた。
「腕出して」
そういうと、『腕?』っていう感じで腕を見せてくれた。
彼の腕をまっすぐにして、
「私、押すから、押されないようにいてね」
もう立ち姿から、わかる。
彼の体の中心軸がしっかりしてることを。
そして、ああ、この人は自分が好きなことやものをちゃんと分かっていてオープンな人なんだろうなとも感じる。
それぐらい、体の芯がしっかりして立っている人だった。
筋肉反射テストもクリアに出る。
彼の腕は素直に、「これ」と一つの明太子をさした。
「これって言ってるけど」
そう言うと、訳がわかっていない様子。
だから、伝えた
「ちょっと見ててね」
そう言って、一つの明太子を見させた。
そして、腕を押すと、腕が下がる。
「力が抜けるでしょ」
う、うん。。。。。
「これも、これも、これも。全部力が抜ける」
「でもね、これを見てみて。」
そう言って、さっき私が「これって言ってる」と言ったものを見てもらった瞬間に腕を押した。
シャキーン
「ほら」
その一言で十分だった。
彼の体が力が入ったのを感じた彼の顔が、ライトアップしたかのように
「わお!」となった。
「これは、、、、」
何味の明太子かを説明しようと見た。辛子明太子なのか、普通のなのか。
そしたら”柚子味”って書いてあった。
「あ、なんか、ゆずフレイバー、みたい」
と言うと
「おおおおおーユズ、スキデス」
と。
へえええー柚子好きなんだ。
「あと、辛子も入ってるみたいだけど大丈夫?」
ときくと
「おおおースパイシーモ、スキデス」
と言ってる。
(筋肉反射テスト、やっぱりすごい)と、内心、私は、思いながら「美味しいのが作れるといいね」と言って
その場を立ち去った。
彼は「こんなの見たことないよ!クレイジー」と興奮して言ってた。
そう。本当に、マーケティングの力で、どんなものでも美味しく見える。
ただ、それが本当に自分が好きなものかは分からない。
多くの企業が努力して美味しいものを作り、お金を払ってマーケティングを頑張る。
多くの人に届けたい気持ちがあるから。
その上で、それがその日の自分に合っているかは、分からない。
その日の自分が美味しいと思えるかも分からない。
企業の想いを100%受け取るためにも、筋肉反射テストができるって良いなっておもった。
きっと明太子うどんを作ったあの外人の男性は、
「今日、変な人にあってさ、こんなことされてさ、選んだ明太子なんだよ!」
って話題にしてるかな。
誰かが話したくなるような経験を渡せたことも、なんだか嬉しい。
やっぱりこの世は面白いクレイジーさを感じる世界であって欲しいから。
さてさて、
セルフ筋肉反射テストのクラス、8月に東京で開催します。
2024年8月3日(土曜日)東京・代官山にて予定
募集は6月4日からです。
ご興味ある方はぜひ!
モノクロから虹色へ
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