デートをこれからする人へ
- Izumi Takiguchi
- 2021年3月22日
- 読了時間: 3分

春めいてきて、お洒落をしたくなる時期。
先日、面白い話を聞いた。
友人が過去にデートをした時の話だ。
ある男性とデートに行ったのだと言う。
そしたら、その男性がストローで飲み物を飲み始めて、
子供が牛乳にするように、ストローでぶくぶくと泡を立て始めたのだと。
ぷくぷくと泡を立てた飲み物を見て腹が立ち
『そう言うこと、お母さんにダメって言われなかったの?!』
と怒ったのだと言う。
それを聞いて、私は腹を抱えて笑った。
むかーし、むかし。
私が、失恋の傷から立ち直って新しく恋をしようとした時に
ドクターパッドというセラピストのおばあさんが私に言った。
『いず美、男性とデートにこぎつけたら3回はデートをしなさい。
これは、女性の義務です。
男性に3回のチャンスを与えてあげるのよ。
そして、その3回でしっかりと自分がスパークがあるかどうか、
信頼関係を築ける相手なのかどうかを見極めなさい』
と。
『なぜ?1回目でピピピって来るものじゃないの?』
と聞くと
『あのね、男性が女性を誘うってすごく勇気がいることなの。
だから、自分でも気づかないうちに、ポカをしちゃうことがあるの。
本当はビッグなハートがあるのに、その小さなミスであなたがその男性を見過ごしてしまうのは
とってもお互いにとって利益にはならないわ』
と言った。
なんだか、ドクターパットから聞く女性像っていうのは、
私が知ってる大和撫子で、男性に全て盲目的についていきます、私何も知りませんから
っていう女性像とはかけ離れていて、すごく印象的だった。
今は、わかる。
女性がそうあると、男性が落ち着くことを。
その上で、女性は男性をたてることが美しい行為なのだということも。
(*わかっただけで、できちゃいないけどさ)
それを思い出して、
彼女の飲み物ぶくぶく事件で、私は大笑いをしてしまった。
アンドリューが帰宅して、
「今日、面白い話を聞いたよ」って伝えるとアンドリューが言った。
『I am so sorry for that man.
絶対に緊張していて、自分でもなんでそれをやったか分からずにやっちゃったかもしれないね。
自分が好きな女の子に何を話していいか分からない時に、自分でも無意識に変な行動しちゃうもんだよ、男ってさ』
と言って、へードクターパッドが言っていたことと同じだと思い出した。
3回義務デート。
『彼女は、次のデートはあったのかい?
3回ぐらいで、ようやく慣れて落ち着いて、
その女性の目を見て話すことが出来るようになるんだと思うよ。』
そんな風にアンドリューは付け加えていた。
そんな風に男性の平常心を狂わせる女性の存在って愛おしいと思う。
春が来るとなんだか新しい出会いの予感がして
旦那がいて子供二人いるけど、キュンキュンしちゃうのです。
ビバ、春。
モノクロから虹色へ
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