娘がユダヤ教の学校に入った件
*ほんっと、こういう写真が多いよね。
うちの次女は、コロナが明けて、学校に行けるようになった。
シュタイナー教育の幼稚園に行こうと思ったけど、
結局、コロナの影響で幼稚園は再開の目処がなく
モンテソーリーの幼稚園へ通っていた。
施設もよかったし、娘が好きそうなものも沢山あったけど
娘には合わず、途中から学校に行きたくないと言い始めた。
あんなに活発で、興味深く真剣にフォーカスをする娘が?と思ったが
学校での先生が疲れた表情で「ノー!」って怒鳴りまくっていた。
私たち夫婦が、求めてた環境ではなかったので、
すぐに別の学校を探すことにした。
その時、私は何を一番、この時期に大事にしたいのかを考えた。
娘の性格、そして、この3歳から5歳という多感な時期に私はどんな環境を与えたいか。
私が渡せなくて、学校でもらえるものは何か?
そして、アンドリューが選んだのは、ユダヤ人の学校だった。
ユダヤ人???
ユダヤ教???
洗脳される?迫害意識を植え付けられない??
恥ずかしながら、そんな私の偏見が入った。
アンドリューの強い押しで、とりあえず学校を見にいくことにした。
モンテソーリーは、カラフルな教室で、驚くほど面白そうなものが綺麗に整理整頓されて、四角定規のように置いてあった。
このユダヤの学校は、シンプルで、驚くほどアートで溢れていた。
オーナーは、オーソドックスなユダヤ人の女性だった。
ニューヨークアクセントの強い、低い声の女性だ。
オーソドックスなだけあって、ちゃんとカツラを被って、自分の髪の毛を隠している。
私のクライアントさんは、
ほとんどがユダヤ人の方だったので、こういう格好を見るのは慣れていた。
でも、ユダヤ教の環境に身を置いたわけではなかったので、私はちょっと腰がひけた。
「ユダヤ教じゃないけど、入っていいですか?」
そう聞くと、担任の先生が「私もなの」と言った。
「私もここに入って、沢山のことを学んでいるわ」
そう言った。
そして、オーナーのカツラの女性は私にこう聞いた。
「なんで、前の学校を辞めたの?そして、私たちができることは何かしら?」
一発で、私は、この話し方が気に入った。
ちゃんとこの人はテーブルの上で、お互いの意見を話す姿勢がある人だと思ったから。
「前の学校は先生たちが疲れていて、常に怒鳴っていました。
そして、カリキュラムも、3歳からアルファベットを書かせて、出来が良いとか悪いとか言われていました。
私は、今の3歳の時期は、手と目の連動をもっとクリエイティブにさせたいと思っています。
娘の持っている感性を思う存分発揮し、それを促し、サポートしてくれる環境を探しています。」
そう言った後、しっかりと聞いてくれているので、私はもう少し続けた。
「そして、先生の話し方も、子供を1人の人間として、尊重してくれる人を探しています。
怒るのではなく、教えることをしてくれる人を。
そしたら、娘はきっと間違えることを恐れず、学ぶことに意欲的になると思うからです。」
そして、私は担任の先生を見た。
オーナーは私を見て
「では、娘さんを一度ここに連れてきてちょうだい。
娘さんがここを気にいる事。そして、私たちも、娘さんを受け入れたくなること、
お互いのニーズが満たされることを確認しましょう」
やっぱりこの人の話し方が好きだ。
そう。客が満たされればいいだけじゃない。お店側だって客を選ぶ権利がある。
ここが上手くいかないと、どんなに素敵なプログラムでも、人はうまく成長、協調をしない。
翌週、私はアンドリューと一緒に娘を連れてきた。
娘は一瞬で、この学校を気に入ったようで15分の訪問が1時間にも及んだ。
帰宅するのが難しいほどだった。
そこから、私自身のユダヤ教への扉が開く。(*あ、ユダヤ教に入ったわけではないです)
毎日アートをして、手を使い、想像力を使う。
担任の先生は、怒鳴るよりも、しっかりと理由を述べて伝えることをする。
ランチ前に、ユダヤ教のお祈りを歌いながらする。
娘は知らないうちに、ヘブライ語を話し始めている。
毎週金曜日は、ハロームだかなんだか分からないが、パンを捏ねて焼いてくる。
そして、そこの学校に来る親御さんたちはみんな、優しくてよく話す。
私が昔、働いていたユダヤ人が沢山いたスタジオを思い出した。
娘は楽しそうに学校へ行き、沢山のことを学んで帰ってくる。
自分が望んだこと、そして、それ以上のものを私はこの学校で学んでいる。
ユダヤ人という人種について。
ユダヤの考えについて。
ユダヤの人が大切にしてることについて。
きっとユダヤ人が100人いれば100通りの考え方があるだろうから
決して私がここで経験してることが全てのユダヤ人に当てはまるわけではないと理解しながらも
私は、ユダヤの方々の事について少しずつ学んでいった。
特にユダヤのお金について3歳児に教育している姿を見て、驚いた。
これについてはまた別のブログで書きたいなと思う。
私が伝えたかったことは、外から聞いた噂では、わからないということ。
実際に中に少しでもいいから入ってみて、自分の目で
どんな人がいるのか
何を大切にしているのか
今の自分に必要なのか
それを感じる機会を設けることはとても大事なことだと学んだ。
今週で、年度が終わり、来年度は9月から始まる。
4歳からの成長もとても楽しみです。
さて、今月末にインテグレイティッド・ヒーリングの説明会をします。
I Hをやってみたいなっていう方、
なんだろう?って思う方
ぜひお越しくださいませ。
講師ってどんな人なんだろうか?
何を大切にして、何を教えてもらえるのだろうか?
今の自分に必要なものだろうか?
そんな風に見てもらえたらとも思っています。
そういえば、私が、こうやってちゃんとインテグレイティッド・ヒーリングについて話すって初めてかも!
少しでもご興味があれば、ぜひお越しくださいませ。
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モノクロから虹色へ
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