昔の旦那が忘れられないという女性
明らかにアルファな女性がいた。
男性が良かれと思ってサポートを差し出しても
「あなたの助言は、誰か他の女性には当てはまるかもしれないけど、私はノーサンキュー」
と。
強い語調で言う。
そんな彼女が私に話しがあると言う。
「いろんな男性に声をかけられるけど、うまくいかないの」
「自分でなぜだと思うの?」
そう聞くと
「前の旦那が忘れられないの」
という。
15年前に別れた旦那を忘れられない。
「前の旦那さんにもっと私が成長していれば受け入れることができたと思うの。
もっと彼をサポートできたと思うの」
そう彼女は過去の自分を振り返っていう。
彼女が離婚を切り出した。
なぜならば、家にいても彼が心を開いていろんな話ができなかった。
ひとりぼっちな気持ちでいた。
それに耐えられなかったから。
私は言った。
「彼に対して、手紙を書きましょう。
彼のどんなところが好きか。どんなところに嫌気がさしたのか。そしてこの彼との付き合いから
あなたは何を学んだのか。」
わかった。
そう言って私は1週間後に手紙を持ってくるように伝えた。
1週間後
彼女は言った。
「手紙じゃなくて、ボイスメッセージに入れて彼に送ったの」
そのボイスメッセージを聞かせてくれた。
クリアに私の指示通りにできている。
「素晴らしいじゃない。」
そう伝えようと思ったら、
「娘がこれを聞いて、「まま、これはパパが傷つくわよ」って言ったから」
と次のボイスメッセージを再生した。
「こんな無礼なメッセージを送ってごめんなさい。
これは私のヒーリングレッスンで言われたの。私のためのワークだから、気にしないでね」
そう言ってた。
私は血の気がひいた。
そして、深呼吸をして
「質問させて。」
といった。
多分その声のトーンにぎくりとした彼女
私の目を見上げた。
「あなたはこの男性の母親??」
その質問にキョトンとした彼女。
だから、もう一度言った。
「あなたは男性の母親になりたいの?しかも過保護の過指示のうざい母親になりたいの?」
目をまん丸にして彼女が「だって、こんな厳しいメッセージで傷ついいたら。。。」
「あのね、傷つくかどうかは彼が決めるから。
しかもこの美しいお手紙をもらって傷つくって言うなら、相当なナルシストだから、一刻も早く離れた方がいいわ。」
「でも罪悪感が。。。」
「何に?誰に?彼は男性よ。
たくましい強い男性。女性にあなたの好きな部分を言われて何が罪悪感なの?
女性のように男性を扱うから、夫婦仲も、親子関係も、男女関係もおかしくなるの。」
「でもこの手紙を書いてて、感じたの。
私がもっとキャパがあれば、彼の成長を助けられたのに」
「あのね、どの女性も男性の成長なんて助けられない。
唯一助けられるのは、年上の男性だけ。
あなたは、守られて大切にされることに徹することが唯一の男性へのヒーリングよ。」
「でも、」
知ってる。
拒絶されたくない女性は、男性をもそう言う生き物だと思う。
そして、母親のように男性を扱う。
母親とセックスしたいとおもう男性がいないように、そう言う女性の扱いに少しずつ辟易して
距離を置く。
それを彼女に伝えた後、
「彼が感情をシェアでいない人間なのか、
それとも母親のように扱う妻にこれ以上詮索されるのが嫌になって
思春期男子のように、心を閉ざすのか、どっちだろう。」
彼女は考えていた。
結構、私も彼女に強く一気に話したとおもう。
気づくタイミングだと思ったから。
いつも鎧を着て、すごい勢いで男性にまくし立てる彼女が鎧を脱いだ瞬間の今だと思ったから。
ペルシャ語で携帯で何かを打っていた。
そして、
少しして
「目が覚めたわ、いず美」
と言いにきた。
この世の一人でも女性が男性に面倒を見るのではなく、
男性が女性を愛することをさせてあげたら、世界はもっと優しくなれる気がする。
モノクロから虹色へ
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