癌になったと言う方のセッション
癌になったという方のセッションの依頼が入った。
抗癌剤のセラピーが終わり今度は手術に入るという。
ズームでのセッションではなく、彼女が寝ている時間に
インテグレイティッド・ヒーリングの遠隔セッションをするということになった。
癌というお題で、
彼女のホログラムに入っていく。
癌になった事以外、私は何も知らない。
だから、彼女の潜在意識が求めるものを知るのに、カードが選ばれた。
それは、
エクスタシィのカードだった。
つまり彼女の潜在意識の求めることは、ガンを治すではなく
【エクスタシィを回復させる】と言うものだった。
なんのことだか、私にはさっぱりわからない。
そしてネガティヴなエネルギーコードを切るとの指示だった。
それは、旦那さんだった。
ますますわからない。私は、とても愛し合ってる2人しか知らなかったから。
セッションが終わり、
彼女に連絡をして伝えた。
「もしも詳しくお話ししたい場合は連絡を頂戴」と
すぐに彼女から連絡が来て
「ズームで話せるかしら?」
とのこと。
画面に出た彼女をみて私は少なからずともショックを受けた。
抗癌剤でパンパンに腫れた顔は彼女の面影の大半が消えていた。
それでもニコニコ笑ってit is what it is と言う彼女に、私は過去の自分と比べた。
私がステロイドを常用して効かなくなり、顔がぱんぱんに腫れていた時、私は鏡の前で一日中泣いてた…こんなの私じゃないと何度も言いながら泣いて時を過ごした。
彼女のように
「一時的なものよ。大変だけど仕方がないじゃない。ここから抜けたら来年にはまた私らしく戻っているわ。」
と言う
そんな未来を見た言葉など私の口からは出なかった。
可哀想な私でずっとウジウジしていた。
そんなウジウジする自分の時間は必要だったと思う。ただ、その結果、私の回復はものすごく遅れた。
彼女と話しながら今までの癌治療の経緯をきいた。
彼女が芯を持って自分の方向性を伝える姿は、私こそが勇気をもらう姿だった。
そして、あのね…とセッションについて私は、話し始めた。
ネガティヴなエネルギーコードが旦那さんと繋がってるけどなんだと思うかな?
「そうね…すごくサポーティブだし、スイートだし。まあ、今私ねホルモンによる乳がんだから卵巣のホルモンを強制的に薬で止めたの。だからすごく乾いてるし性交渉なんてしたくないわ
今回の治療でね
今まで入れた全部のボトックス消えちゃったし、おっぱいにもきずもつくし、まあ入れ墨でなんとかすればいいけど、それでもこんなハゲの女を抱きたくないでしょ。ステロイドでパンパンな顔だしね。」
そう言う彼女の話を聞きながら
(ああそうか。だからこのカードなのか)と私は理解した。
「 ねえ、ジュリア、
もしも旦那さんがあなたに対して
ホットなワイフだからという理由であなたを抱きしめてるのではなく、
あなたの存在自体を愛して抱きしめるのだとしたらどんな感じがする?」
と、私は聞いた。
彼女は動きを止めた。
「私ね、今日あなたがズームでって言った時にすごく驚いたの。
だって、私は顔が腫れてる時、誰にも会いたくなかった。
でもあなたはちゃんと全てを見せてくれた。
そして経緯をポジティブに全部話してくれた。
しかも悲観することなく。
心が落ちないことはないと思うけど、それでもあなたのベストでい続けようとする姿を感じるよ。
あなたは勇敢だわ
あなたは強いわ
あなたはパワフルだわ
そして
あなたは美しいわ
あなたが言うように、表面上のホットなあなたは、必ず戻ってくる。
だからこそ、
今のその状態のあなたが、セクシーさや美しさを失った今のあなた自身が、
心から愛されてハグされて欲しい。
あなたが女性としていかに彼に愛されて美しいかを今感じて欲しい。
今までたくさんの美容整形をしてきたのを知ってる。
その上でそれを全て失った今も、あなたは愛される存在で
私はあなたが大好きだって知って欲しい。
I love you 」
そう言うと、さっきまでずっと笑っていた彼女が泣いていた。私もそれを言いながら泣けた。
「旦那さんのせいじゃないの。
私がオープンにならないと。私が美を失っても愛されていいんだって心を開けないと。」
ああ、こう言う彼女が好きだ。
ちゃんとわかってる。
自信がない女性には根本的に自分に自信がないナルシストが近寄ってくる。
自信がある女性には、その自信に釣り合う男性が寄ってくる。
私は彼女の旦那さんが自信がある素晴らしい男性であることを知ってる。
「来週もあなたとお話ししたいの。時間はあるかしら?」
そう言う彼女に私は「もちろん」
と言ってズームを切った。
今回のYouTubeは「女性の色気」について。
色気ってなんだろうね?
って言うお話です。
チャンネル登録していただけると嬉しいです♡
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